2022年4月4日、被害者である「Masakiさん（仮名）」は63歳の退職警察官で、かつてホテルで保安主任を務めていました。しかし、このような経験豊富な保安主任でさえも、詐欺グループによる仮想通貨を用いた詐欺の被害に遭い、30万USDTもの資金を騙し取られました。
Masakiさんは、Xで「二階堂先生」と名乗る人物から、USDTを用いた高収益投資案件を紹介され、1ヶ月以上にわたるやり取りの後、「二階堂先生」が作成した学習グループに参加しました。学習グループでは、多くの投資家が「二階堂先生」に従って利益を得たと活発に発言しており、その影響でMasakiさんは警戒心を解き、「二階堂先生」と共に投資を行うことを決意しました。
「二階堂先生」の巧妙な誘導により、Masakiさんは仮想通貨取引所Coinbaseで仮想通貨「USDT」を購入し、偽のウェブサイト「CB-ETH」にUSDTを振り込んで投資を行いました。高額な利益の誘惑と「二階堂先生」の巧みな誘導によって、Masakiさんは投資額を増やし続けました。最終的に、偽のウェブサイトにアクセスできなくなり、「二階堂先生」とも連絡が取れなくなったことで、詐欺被害に遭ったことにやっと気づきました。
Masakiさんは詐欺被害に気づいた後、友人を介してすぐに私たちに連絡を取りました。
事件の経緯を詳細に把握した後、関係機関や仮想通貨取引所Coinbaseなど、多方面と連携を取り、取引履歴の追跡調査を行い、騙し取られた資金を追跡しました。
チームが懸命な努力を重ねた結果、わずか1週間で被害資金の回収に成功しました。
